鼠径ヘルニア(脱腸)日帰り手術における感染対策への取り組み
日帰り手術でも、安全に手術を行うためには手術の感染対策は欠かせません。当院の感染への取り組みが、当院で採用している医療機器洗浄機のメーカーであるサクラ精機様の商品紹介記事で取り上げられました。こちらは主に医療機関向けに販 […]
全身麻酔の日帰り手術は危険なのか?
結論からお伝えすると、危険ではありません。むしろ麻酔科医が全身麻酔を行うので、日帰りでも安全性が高いと考えます。 鼠径ヘルニアに関わらず、局所麻酔で日帰り手術を行っている外科医は、全身麻酔での日帰りは特有の危険性があるの […]
コロナワクチン接種後の鼠径ヘルニア(脱腸)手術待機期間について
日本麻酔科学会は2022年にコロナワクチン接種後の手術までの待期期間に関する提言を行っています。それによると、ワクチンにより十分な免疫を得るためには、鼠径ヘルニア(脱腸)のような待機手術は接種後2週間(14日)の期間をお […]
鼠径ヘルニア(脱腸)の初期症状は何ですか?
鼠径ヘルニア(脱腸)の初期症状は、以下のような特徴があります:
①太ももの付け根(鼠径部と呼びます)に柔らかい膨らみが現れる。この膨らみの中身は主に腸です。
②立ち上がった際や重たいものを持ち上げた時、長時間立っているとに特に膨らみが現れやすいです。
③初期段階では痛みを伴わないことが多く、膨らみは手で押し込むか横になると消えることが多いです。
放置することの危険性:
①膨らみが手で押しても引っ込まなくなるリスクがあり、痛みを伴うようになります。
②「嵌頓(かんとん)」のリスクが高まります。嵌頓は、筋肉によって腸がしめつけられ、戻らなくなる状態です。嵌頓は非常に危険で、腸管壊死や腹膜炎となることがあります。この状態では救命のための緊急手術が必要となります。
上記初期症状がありましたら、まずは当院のような鼠径ヘルニア専門クリニックか、お近くの医療機関を受診し、消化器外科専門医による適切な診察をお受け下さい。
遠方(海外・離島も含む)にお住まいの患者様へ
当院は東京新橋の駅前という場所柄、遠方から飛行機、新幹線、船でお越しになる患者さまや、海外にて駐在の方が多くご受診されます。
日帰り手術ではありますが、手術をお受けになる患者さまのお住まいの地域は特に制限しておりません。
治療に際して特別な配慮が必要な方につきましては、個別に対応させて頂きますので、お気軽にお電話、もしくはメールにてお問い合わせ下さい。
鼠径ヘルニア(脱腸)の手術の前に、自分で剃毛する必要はありますか?
当院で行う腹腔鏡手術は、陰部に切開創ができないため、剃毛はほとんどのケースで必要ありません。
稀に臍部の剃毛が必要な場合がありますが、感染防止の観点から手術開始の直前に当院スタッフが行います(患者さまはすでに全身麻酔で眠っています)。そのため患者様ご自身で事前の剃毛は不要です。
診察の際にも詳しくご説明しておりますので、ご安心ください。
鼠径ヘルニア(脱腸)の痛みってどのようなものですか?
鼠径ヘルニアの痛みは、初期であれば、下腹部に感じるひきつるような、差し込むような軽い痛みです。
症状が軽い時は違和感だけで痛みを感じない事も多いですが、進行とともに痛みを感じるようになります。
寒い日のご来院について
東京都心も木枯らしに葉が舞う季節となり、日増しに寒さが身にしみるようになりました。朝夕を中心に冷え込む事も多くなっております。当院へご受診の際は、以下の事にご留意頂き、くれぐれもご無理なさらないようお願い申し上げます。ご不明な点はお気軽にお尋ねください。
鼠径ヘルニア(脱腸)の手術にかかる費用は?日帰りの場合や高額療養費制度についても解説
鼠径ヘルニア(脱腸)の手術費用について解説します。手術は健康保険適用の保険診療です。また高額療養費制度も活用する事により、自己負担額を減免することが可能です。腹腔鏡手術は鼠径部切開手術より高額ですが、社会復帰が早く再発も少ない事から、総合的な見地でみれば医療コストは安くなると考えます。
鼠径ヘルニア(脱腸)の手術、両側同時に行うことはできますか?
鼠径ヘルニア(脱腸)の手術、両側同時に行うことはできますか?
可能です。腹腔鏡で必ず両側の鼠径ヘルニアを確認し、同時手術できます。日帰り手術で対応可能です。