鼠径ヘルニア(脱腸)にお悩みの方へ ~ご挨拶にかえて~

鼠径ヘルニア(脱腸)にお悩みの方へ ~ご挨拶にかえて~
新橋DAYクリニック院長麻酔科専門医岡村正之
2024年3月2日: 記事最終更新日

はじめまして。新橋DAYクリニック院長の岡村正之です。当院は日本で初めとなる、麻酔科医が代表をつとめる鼠径ヘルニア(脱腸)の日帰り手術専門クリニックです。現在開院から約900件、毎月約50件程度の腹腔鏡下での日帰り手術を行っております。当院のサイトをご覧になっているということは、鼠径ヘルニアになってしまった。まだ診断をしてもらったことはないが、ネットで調べたらおそらく鼠径ヘルニアに間違いないだろう。そのような方が多いのではないでしょうか。

治療の検討

鼠径ヘルニアを治療するには手術しか方法はありません。しかしそうとはわかっていても、なかなか治療を決断するには慎重な検討と勇気が必要ですよね。また、手術と聞くと、病院で入院して治療を行うものという認識が日本では広く一般的です。しかし鼠径ヘルニアにおいては、近年の腹腔鏡技術や麻酔技術の進歩により、当院のようなクリニックにおいて日帰りにて手術を行う施設も存在します。いざ治療を検討すると、そうした部分での選択「どこで手術を受けるか」も迫られることとなります。

手術に対する不安

でも、そもそも「手術」と聞くと恐ろしいと不安になりませんか。私自身も手術を受けた経験がありますが、始まるまで怖かった事を鮮明に覚えています。手術後の痛みに対する不安や、目が醒めないのではないかという不安…私はこれまで、麻酔科医として多くの病院で手術麻酔に携わってまいりましたが、全身麻酔で眠る直前に「これから眠りますが、よろしいですか?」とお声がけすると、「ずっと言えなかったんですが、手術怖いんです」と多くの方が仰います。なかには震えながら手術室に入られる方もおります。一方で、多くの方が終わった後は、全然大丈夫だった!と仰いますので、この「恐ろしい」という感情は、本来は不要なものとなります。しかし、患者さまが手術直前に不安を吐露されるのは当然です。私がお声がけをしなければ、恐怖を抱えたまま手術に臨まれる方も大勢いらっしゃることでしょう。そうした方々の不安に対して、手術までの間に医療従事者が患者さんの不安に寄り添うことができていないということが大きな問題なのではないでしょうか。しかし日本の病院の現場は常に患者さんで溢れています。新型コロナウイルス感染症流行で日本の医療現場の崩壊をメディアの報道を通じて知った方は多いと思いますが、コロナ以前から常に病院の医療従事者は忙しくしています。一人ひとりの患者さんの話をゆっくり聞ける時間があれば、次の患者さんの診察をしなければならないのです。

この手術という大イベントに向き合う患者さんの不安に寄り添うことの重要性を感じたことが、私が日帰り手術専門クリニックを開院した大きなきっかけです。なぜなら、この不安ですが、「気の持ちよう」という言葉があるように、手術前、手術後に対して気持ちの準備ができているのとそうでないのでは、術後に感じる痛みも異なります。術前に不安が和らげば、手術の直前まで普段と変わらない日常生活を送ることができ、手術後の見通しも事前に立てることがきます。手術後すぐに旅行に行くこともできます。

麻酔科医が代表者の新たな鼠径ヘルニアクリニック

では、なぜ不安に寄り添うこと=日帰り手術なのでしょうか。まず、私がこだわったのは「麻酔科医が代表者となる」新たな鼠径ヘルニア日帰り手術専門クリニックでした。なので、正確には、不安に寄り添うこと=麻酔科医が管理する日帰り手術と考えます。

通常日帰り手術センターは手術を執刀する外科医が代表を務めます。しかし術後の痛みに対応したり、患者さんの不安を和らげる治療を行うには、痛みと安全管理の専門家である麻酔科医が率先して行動する必要があることから、代表を務めることが何より重要だと考えました(一方外科医は高度な技術を要する腹腔鏡手術に専念する必要があります)。

具体的に、痛みに対しては、通常の腹腔鏡手術よりさらに傷が小さく抑えられる器具を用いて手術を行い、術後に麻酔科医が超音波エコーを用いてブロック注射を腹部に施すことで、鼠径部切開手術に比べ大幅に疼痛を軽減しています。日帰りで帰宅しても夜眠れないという話は聞きません。そこに鼠径ヘルニアのみを扱う専門スタッフがいることで、こうした特徴的な施術についても患者さんにわかりやすく、納得いくまで説明し、患者さんの気持ちに寄り添うことが可能となります。これらは、患者さんの不安と痛みを和らげるという自分の思いを全スタッフで共有した専門クリニックだからこそ可能となると考えています。また、専門クリニックならではの均一な医療が提供できることから、人的資源に無駄が生じず、患者さん一人ひとりの診療時間を長くとることができます。スタッフも多いので、何か聞きたいことがあれば気軽に相談することが可能です。

また余談ですが、当院は麻酔科医である私が施設の大部分を設計しています。専用施設ですので、他の手術も同時並行で行う総合病院と比べ、鼠径ヘルニア手術に対する導線は効率的です。さらに、施設全体の内装に統一感をもたせ、木目を多用しホテルで使用するクオリティの家具などそろえることにより、いわゆる「病院らしさ」を排除して怖い雰囲気をなくすようにしています。BGMにはリラックスできるジャズをかけるようにしています。

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日帰り手術のベネフィット

多くのメリットがある日帰り手術ですが、私の考える当院の日帰り手術の最大のベネフィットは、不安に寄り添うことにより、治療によって日常生活を妨げることなく、早く解放されることかと考えています。大きな不安を抱えることなく、下腹部を除いた時に感じるでっぱりがなくなれば、審美的な面からも、晴れやかな気分へと解放されるのではないでしょうか。

日帰り手術のデメリット

しかし、鼠径ヘルニアになり手術をどうするか迫られる中で、興味があってもなかなか決断するのは大変かと推察します。一方で、日帰り手術のデメリット=入院加療でのメリットも存在します。日帰り手術の場合、患者さん自身で手術前の飲水の管理や傷の管理を行っていただきますので、やはりお一人で身の回りの事ができない方や介護を必要としている方などは、入院加療の方が適しています。心不全をお持ちで日常生活における平地歩行でも息切れを感じる方などは、術後増悪する可能性がありますので、日帰りを希望される場合は、術前に入念な検査が必要となります。

日帰り手術の安全性

最後に、日帰り手術の安全性についてお話させていただきます。結論からお伝えすると、安全性は入院加療で行う治療と比べて全く変わりありません。手術器具や設備は総合病院で使用するものと同等のものを採用しており、滅菌洗浄に対する衛生度や操作技術に関するトレーニング制度なども変わりありません。もちろん医療行為ですので、合併症等が起こる確率は0%ではありませんが、万が一入院が必要な事態になった際は、提携医療機関にて入院ベッドをいつでも用意できる体制を構築しています。ただし、そのような事態が決して起こらないよう何重もの安全対策を実施しており、開院以来日帰り率100%(入院搬送になった例はありません)となっております。重要なのは日帰りが可能かどうかを術前診察でしっかりと判断することです。この段階で周術期の安全管理を専門とする麻酔科医が主体的に関わることができるのが、麻酔科医が代表を務める当院の最大の特徴であり、患者さんの安全管理上必要不可欠なものと考えております。なお、合併症があっても、診察の結果日帰り手術が可能と判断されることもあります

無料相談をどうぞ

これらが問題とならない方は、概ね日帰り手術が選択可能です。麻酔科医が痛みと安全を管理する鼠径ヘルニアに悩む方のための日帰り手術専門クリニックは全国的にも多くなく、当院には遠方から多くの患者さんが日々来院されます。受診すべきかどうかも含めて、どうしようかお悩みでしたら、無料相談をお電話にて承っておりますので、お気軽にご利用ください。とくに、特定の日に手術を希望される場合や、症状にお困りでしたらぜひお早目にどうぞ。鼠径ヘルニアの不快なふくらみから解放され、日常生活への速やかな復帰を、温かいおもてなしにより、スタッフ一同全力でサポートします。

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追伸…

何か気になることがあれば、些細なことでもお尋ねください。通話料無料のフリーダイヤルですので、時間を気にせずゆっくりお話ください。

この記事の制作者

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帰宅まで
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件以上
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術後約9時間持続するブロック注射
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